向いているのはどんな人？

介護施設で働く場合、介護施設ならではの仕事が存在するため、その仕事内容に対して自分は適性があるのかを事前に見極めておく必要があります。介護施設で働くには、どのような人が向いているのかを紹介していきます。

適性のある看護師とは

介護施設では医療行為以外に介護業務も多く発生します。そのため、利用者の日々の生活を支援するような仕事が好きな人は向いていると言えます。排せつや入浴、食事の介助を行いますので、そのような業務が得意であり、さらに体力にも自信があるという人は適性が高いでしょう。また、多くの高齢者とコミュニケーションを取りながらサービスを提供していく必要があるため、高齢者との会話が苦にならず楽しみながら働くことができるかも重要です。逆に高齢者とのやり取りは苦手だという人は向いていないかもしれません。介護施設では医療行為も重要ですが、なによりも利用者本人の意思を尊重しながら接していくことが大切です。相手の立場になって考え、看護ケアを提供できる人は向いています。
また、有事の際には看護師による素早い判断が求められます。そのため、日ごろから利用者の状態を注意深く観察し、何か異変がないかを確認していく必要があります。高齢者は自覚症状が薄かったり、認知症の影響で自分では症状に気づいていない場合もあります。そのため、小さな変化でも見逃すことのないように視野を広くしながら働く必要があります。そのうえで機転を利かせながら臨機応変に対応できる看護師が求められるため、緊急時にも落ち着いて行動できる人は向いています。

ライフスタイルから考える

介護施設によっては日勤のみで働くことが可能です。そのため、家事や育児と両立したい看護師には向いています。病院勤務よりも残業が少ない傾向があるので家庭と仕事を両立しながら看護師の仕事をしたいという人にはおすすめです。また、現在働いていない状態で、長いブランク期間を持っていて復職に不安を抱えている人にとっても介護施設はおすすめです。介護施設では医療行為があまり発生しないので、ブランクがあってもスムーズに復職することができます。看護師として10年以上のブランクがあるという人でも、介護施設なら復職することができます。
また、病院勤務が多忙で、もっとゆとりをもって働きたいという看護師にも向いているでしょう。夜勤のある病院勤務に比べれば、日勤のみで働ける介護施設は体力的にも精神的にもゆとりが生まれます。看護師の仕事はやめたくないが、今よりもゆとりをもって働きたいという人は一考の価値ありです。