介護施設で働く看護師の苦労とは

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責任を強く感じてしまう

病院などの医療機関においては、看護師は医師の指示に従って働くことが多く、同僚となる看護師の数も多いので何かあった際にはサポートしてもらうことができます。しかし介護施設は医師や看護師の数が病院と比べて極端に少なくなるため、多くの利用者に対して一人で対応していかなければなりません。そのため、自分の判断が大きな事故に結びついてしまうのではないかというプレッシャーを感じてしまうかもしれません。

介護職員との人間関係

多くの介護職員と連携しながら仕事を進めていくことになるため、人間関係の構築は非常に重要となります。しかし、介護職員に気を遣い相手の仕事を手伝いすぎることで、結果的に自分の業務量が多くなり多忙を極めてしまうというケースがあります。とはいえ、人手が足りない施設も多く、どうしても介護業務を手伝わなければならないケースも多く、そういった時に本来は役割の違う看護師と介護職員の仕事の境界線があやふやになっていることに不満を持つ人もいるかもしれません。バランスが大事ですので、自分にとってストレスにならないようなコミュニケーションの取り方を探る必要があります。

その他に気になる点

基本的な看護技術があれば介護施設で働くことができます。以前は病院で働いており、高度な医療技術に触れていたという看護師にとっては、介護施設の仕事を続けることでスキルの低下を感じるかもしれません。スキルの低下をストレスに感じる看護師にとってはデメリットとなるでしょう。
また、オンコール対応が多い施設も存在します。大体は月2～3回程度なのですが、施設によっては月に10回近くオンコール対応を求められる場合もあります。この点は、働き始める前に面接などを通してしっかり確認しておく必要があります。特にワークライフバランスを重視する看護師にとっては重要なポイントとなります。
さらに、病院で働くよりも給与が低い可能性があります。とある調査によりますと、病院勤務と介護施設勤務の看護師の年収には50万円ほどの差があるという結果が出ました。夜勤がない介護施設の場合、当然夜勤手当も存在しないので、給与面ではあまり期待できないかもしれません。